2021年11月1日
第49回衆議院総選挙の結果について(声明)
社会民主党
昨日の総選挙の投開票の結果、社民党は選挙区では沖縄2区の照屋寛徳前議員の後継の新垣クニオ候補が当選し、貴重な1議席を守り抜くことが出来ました。九州ブロック比例においては残念ながら伝統の議席を守ることが出来ませんでしたが、全国の比例票の得票数も得票率も前回の衆院選から増やすことができ、有権者の皆様のご支援と党員・サポーターの献身的な頑張りに厚く御礼申し上げます。
また、全国連合の唯一の推薦候補である新潟5区の米山隆一候補も当選を決めることが出来ました。公認・推薦含め最低4議席の当選を目標として戦い、達成できなかったことは残念ですが、新生社民党の底力を発揮し、来年の参院選への大きな足掛かりを築くことができたと考えているところです。
今回の衆院選はコロナ禍を経て、「生存のための政権交代」―いのちやくらしを大切にする政治への転換と政権選択が問われた選挙でした。自民党の議席を減らすことはできましたが、与党に絶対安定多数を許してしまったことは残念でなりません。また自公政権への批判票の一部が改憲・新自由主義勢力の日本維新の会に流れ、立憲野党が苦戦を強いられたことも大きな反省点です。自公維新の改憲勢力が衆議院の3分の2を占めています。
今後、改憲や軍事力強化など平和や憲法を破壊する動きが強まっていくことが予想されます。労働運動や市民運動など様々な大衆運動と連携しながら、国会の場で社民党の存在感を十分に発揮して頑張っていきます。そして何よりもコロナ対策に万全を期し、いのちを守り貧困・格差の解消、生活再建のための税金の使い方、税制改革など様々な国政の課題に果敢にチャレンジします。
同時に今回の総選挙の総括をふまえ、来る参院選の勝利に向けて全力を尽くす決意ですので、皆様のますますのご支援を心よりお願いします。